ヒスタミン及び不揮発性アミン類の一斉分析
ヒスタミン食中毒の予防対策及び原因究明にお役立てください!
ヒスタミンは、食中毒の原因となる物質でありアミノ酸であるヒスチジンから生成されます。
ヒスチジンを多く含むマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなどの赤身魚及びその加工品の鮮度が落ちた食品などは高濃度のヒスタミンを含むことがあり、摂取時にアレルギー症状に似た食中毒が引き起こされます。ヒスタミンは熱的に安定しているため加熱処理では分解されません。厚生労働省では「化学性中毒」に分類しています。
ヒスタミンが原因で引き起こされる食中毒の場合、ヒスタミンの他に不揮発性アミン類が共存することでアレルギー症状が助長されることから、不揮発性アミン類を同時分析することで、より一層リスクの把握に役立ち食品安全対策の強化にもつながります。
ヒスタミン検査の目的
食品中のヒスタミン濃度を分析することで安全基準が満たされているかを確認します。摂取量と個人の感受性にもよりますが、適正な基準値以下に収まっているかを確認することは食品会社としての安全性を担保する手段となります。
また、ヒスタミン及び不揮発性アミン類の含有量を把握しておくことは、食中毒時の迅速な原因究明にも役立つものと考えられます。
製品受け入れ時や出荷前の品質確保のための定期的な検査を推奨します。
魚類等の加工品からヒスタミンが検出、対策は?
缶詰や焼き物、揚げ物の加工品を喫食し、ヒスタミン食中毒様の症状が現れた事例があります。
ヒスタミン食中毒を防ぐためには、ヒスタミンを生成させないことが最も重要です。
それには、食材の事前検査が非常に重要になります。ヒスタミンは一度生成されると加熱しても分解されないため、予防が最大の防御策となります。
食品メーカーや加工業者様は、自社製品が安全基準を満たしているか確認するため、定期的な検査の実施を推奨します。
食中毒や回収事例
国内では、保育園や学校が関係する大規模な食中毒や、ヒスタミンが高濃度で検出され、魚の缶詰等の大規模な回収事例が発生しています。(厚生労働省HPより)
ヒスタミン検査の活用例
食肉製品での品質管理指標のご提案
食肉製品の食中毒防止には、鮮度を保つための劣化指標を用いた検査が有効です。
弊社では魚類(ヒスタミン分析)と同様にポリアミン類を鮮度判定指標として分析を行います。
鮮度判定には従来、揮発性塩基窒素(VBN)やK値を測定する手段がありますが、食肉では熟成期間が入るため必ずしも有効ではありません。
食肉の菌叢は魚類とは異なり、産生するポリアミン類のカタベリン、プトレシン、チラミンが存在することが分かりました。
例) ソーセージ、生鮮鶏肉における10℃保管におけるポリアミン類の経時変化
ポリアミン類は肉類の鮮度低下により増加するため、肉眼では判別できない劣化も、ポリアミン類の濃度分析により判断することが可能であり、品質管理に有効です。
また、補助的に生菌数、pH、酸価・過酸化物価、官能試験、水分活性測定を行うことにより、食中毒リスクを大幅に低減できます。
検査対象となる食材
ヒスチジンを多く含むマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなどの赤身魚及びその加工品や魚醤などとなります。保管状態や温度管理などの適切な保存がされていない場合はヒスタミン等が増加する危険性があります。
食肉製品は、ポリアミン類(カタベリン、プトレシン、チラミン)の分析が劣化指標として有効です。
| 検査方法 | LC-MS/MS法 |
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| 分析対象 | ヒスタミン、不揮発性アミン類(アグマチン、カダベリン、チラミン、トリプタミン、フェネチルアミン、プトレシン、オルニチン) |
| 定量下限値 | 10ppm |
- 厚生労働省の登録検査機関であり、信頼性が認められています。
- 短納期対応(ご相談ください)
- 分析上のアドバイスが可能です。
- 精度管理された高感度分析機器を使用しております。
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現在、国内での基準値は設定されておりませんが、海外ではヒスタミンの基準値設定があります。 CODEX規格では、ヒスチジン含量が多い魚介類対しての設定があり、EU、米国、カナダ、オーストラリアにおいても魚類や加工品に関しての基準値が設定されております。CODEXでは、腐敗基準として ヒスタミン濃度が10mg/100g以下であることが定められております。 |
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厚生労働省が定める業務規程に準じ、食品衛生法の基準に適合する方法で実施しており検査の信頼性を確保しています。(食品衛生法 GLP準拠) | ||||||||
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